「生まれ変わったら、私が男で、あんたが女」 怒りながら、夫の遺品整理。

「ステージ4です」
令和2年の秋。市主催の健康診断でがんの疑いに引っかかった夫は指定された国立病院に行き、若い医者からそのように宣告されました。
一緒に行った私は、その言葉を聞いても、いまいちピンと来ませんでした。

だって、二人の暮らしは永遠やと思っとったから。
来年は結婚して50年。金婚式を迎えるはずでした。
お父さんが、私を置いていくはずが絶対あらへん。

間もなく始まった抗がん剤治療。
3回の予定の抗がん剤投与が、体が持たないので2回になっても、
「まだ平気」と気にも留めませんでした。

あの日の朝、病院から電話があって、私はようやく現実に引き戻されたような気がしました。

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女性の喜怒哀楽を叫ぶWEBメディア「オンナの成分研究所」に寄せられた記事です。